アメリカ人の健康志向は増々高まってます。アメリカの市場は、オーガニック食品が溢れかえり、精神面のを安定させ心を健康にさせるmeditation(瞑想)が一般的になり、アメリカのヨガ人口は4000万人近くにまで増加していて、日本のヨガ人口の10倍程度の規模にまで増えてます。
日本とアメリカの人口比は2.6倍ですので、ヨガだけを見てもアメリカ人の健康志向の高まりが伺えます。
日清のカップラーメンのアメリカ戦略
日清のカップヌードルはその土地に合わせる事で世界中に広がりました。アメリカにあるNISSIN FOODS (U.S.A)もアメリカ人の嗜好に合わせる事で売れ続けてます。
アメリカ人の健康志向の高まりにより、カップヌードルを10か月前にリニューアルしました。日本人がアメリカで売られているカップヌードルを食べると味か薄いと感じますが、これは塩分を少なくしているためです。
今回のリニューアルでは、
• Reduced sodium by an average of 15% across all flavors
全ての味で平均15%の塩分カット
• Removed added MSG (product contains small amounts of naturally occurring glutamates)
添加物のグルタミン酸ナトリウムを除去(天然グルタミン酸は少し含まれてます)
• Removed all artificial flavors
人口フレーバーを削除
味よりも健康志向に合わせるマーケティングです。
After a series of blind taste tests, results revealed that consumers liked the new version of Top Ramen just as much as the previous recipe.
ブラインドテストでは以前の味と同じくらい好きという事がホームページで書かれてます。
ZENの開発精神
この健康志向に合わせた商品開発は、相当困難であったこともホームページに記載されてます。
最新のレシピでヌードルZENを見つけたと書かれてます。
このZEN(禅)は日本人が持つ禅のイメージとは少し違い、困難にぶち当たった時に精神を落ちつかせて対処することや、運命的かつ使命感が行動力になって困難を乗り越える精神を表します。
アメリカで商品を売るためには、品質の良さだけではなく、健康面における安心感をアメリカ市民に対して印象付けることが必要になります。
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